吸い取り紙

万年筆を使う醍醐味のひとつに、ブロッターでくりんっとインクを吸い取り紙に吸わせるとゆーのがあると思います。
でも、私、ブロッター持ってません。
自宅で万年筆を使うときは、のーんびり乾くのを待ってるんです。
そのとき頭の中をかすめるのは、山田耕筰作曲、北原白秋作詞「待ちぼうけ」です。あの作詞は本当に素晴らしい。「おせんべい感」が溢れていると思います。なかなか誰も分かってくれないのですが「おせんべい感」。なんか、こぉー、おせんべいを食べた後の、お茶をすする前の口の中、みたいな感覚なのです。「家畜人ヤプー」の「タクアン」味が分かる人には分かってもらえるよーな気がします。
と、話が逸れましたが、吸い取り紙を使わない万年筆で書き取りの時間は「待ちぼうけ」がよく似合う「おせんべい感」のあふるるまったりタイムだと思いこんでいます。
で、私の場合は、乾くまであんまり待ってられない、外でこそ吸い取り紙を必要としています。
だから、いつも、MOLESKINEのポケットの中に、コレクトの吸い取り紙を一枚だけこっそり仕込んでるんです。ブロッターは無いまんま、出先で書いたばかりの文字へ、そぉ〜っと吸い取り紙を押し当てています。この貧ぼーくさい感じが、これまた楽しーです。
Pelikano+染料インク を使っていたときは、この吸い取り紙を重宝していたのですが、セーラー万年筆のハイ・エース+極黒(顔料ナノインク)にしたら、あんまり使いませんでした。けっこうインクの乾くのが早いみたいです。吸い取り紙の出番、ほぼナシ。ちょっぴり淋しいです。
セーラー万年筆 ハイ・エース 使い心地、続報。
昨日まで使っていた Pelikano Junior は、基本がお子ちゃま向け万年筆なので、指で押さえる軸の周囲はゴムでガードされていて、中指が痛くならないよーになっていました。実は、こーゆー配慮を、ダメ人間の私は内心小馬鹿にしていたのですが、失ってみて初めてわかるありがたさ…あれ、すんごい便利だったんですねぇ!
嗚呼、夜になって、微妙に指が痛いです。
このじんわり「痛い…か、な?」とゆー感覚が微妙すぎて、ぷちっとストレス。でも、こーゆーのは慣れなので、そのうち筆圧から変わってくると思います。ハイ・エースの硬くて細い軸に慣れるのには、ちょこっと時間がかかりそうです。でも、軸のステンレス部分の重さには満足しています。ペン先の軽量感に対してお尻が重いから、ぶんぶん回る感じ。なんだか、如意棒っぽいかも。勝手な連想で、ハイ・エースのことを、心の中では「岩猿のペン」と呼んでいます。
あと、中字から細字に変わったので、線の細さが本当に新鮮。細い線にあわせて、どんどん字が小さくなってゆくので、なんだかコロボックル にでもなったよーな気もします。「ポ」じゃなくて「ボ」の方です。佐藤さとるさんのコロボックル・シリーズで育ったので!!
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